マレーシア親子留学に必要なビザ手続き【2023.7月改定後】

8月 21, 2023 | 留学生活

マレーシアは3か月以内なら、観光目的で滞在可能です。
3か月を超えて滞在する場合、ビザが必要です。

しかし書類集めに時間がかかるため、周りも「更新の時期は頭が痛い」と嘆く人が多いです。

この記事では、私が実際申請した、10,8,5歳の子どもの学生ビザ&自身の保護者ビザの手続きについて解説します。

1年目は、上2人が学生ビザ、私が保護者ビザ、末子がdependentビザで、

2年目は、3人とも学生ビザ+保護者ビザで申請しました。
学校によって何歳から学生ビザを申請できるか異なり、その年齢に満たない子はdependentビザ扱いになります。

2年目は簡単だろうと高をくくっていましたが、ちょうど申請のタイミングでルール改正があり翻弄されました。

以下は私のケースですが、提出書類はエージェントやイミグレ審査官によってご当地ルールがあり、それもしょっちゅう変更されたり、逆に多少融通が利く場合もあるので、申請する場合はエージェントに逐一確認をとりながら進めるのが確実です。

2023年7月に、提出書類に改正があり、スポンサー(父)の勤務証明書や給与明細、銀行取引明細などが追加になりました。
ブログの末尾に、自作した書式を載せておりますので宜しければご活用ください。

いつから準備しどこに提出するか?

書類を整えるのに時間がかかるので、3ヶ月前位から準備をするのがいいです。
日本にいる間に揃える書類(戸籍謄本、銀行明細、父のパスポートコピーの公証等)と、マレーシアに来てから揃える書類(コンド写真、不動産契約等)があります。
書類は学校には出しません。学校はMoE(教育省)への留学生徒情報の申請及び、イミグレ提出用のレターを作成するだけです。
(因みにMoEの承認がおりてからでないとビザは申請できません。)

どこのインターもお抱えのビザエージェントがいますので、渡航後そのエージェントとやりとりすることになります。

提出してからは比較的スムーズに承認になることが多いです。
審査所要日数の目安は
新規:3-4営業日
更新:1-2営業日
です。
学生ビザが承認されてから保護者&dependentが承認になります。
更新の場合、学生ビザは期限の2ヶ月前から更新申請できます。

必要書類は?

基本書類

①写真、パスポート原本
②ローカル医療保険

銀行関係

⑥母の口座取引明細 過去 3 か月分
父の口座取引明細 過去 3 か月分

住宅関係

住宅賃貸契約書
⑪大家のMYKAD のコピー/パスポートコピー

⑫コンドの写真

大使館申請関係

③パスポート所持証明(新規申請の場合)
④出生証明書、婚姻証明書、戸籍謄本 
⑤夫のパスポートコピー(公証&大使館認証済)

父勤務先関係

⑧父の勤務証明書
⑨父の給与明細3ヶ月分

申請書はエージェントが作成してくれます。

では、順に解説します。

保険

現地で加入しますが、色々種類があり
1-2万円で保障最低限のもの
3-6万でAxa, 東京海上
10万円~でグローバル海外保険(歯科治療もカバー)
に入れるようです。
保障は主に入院や緊急手術などが対象で、普通に風邪などで受診する外来や歯科は対象外なので、正直使い勝手が悪いです。
一番安いプランにしている方が多いです。
周りは東京海上が多く、うちはAllianzのキャッシュレスの一番安いプランにしました。
プランを選べばビザエージェントが手続きしてくれ、4人で年間10万円程度でした。

大使館申請関係

③-⑤はマレーシアの日本大使館で申請し、4-5営業日以降に受取に行きます。
④出生証明書、婚姻証明書(1通40RM)は戸籍謄本が必要なので日本で取得しておきます。
大使館に行くときはweb予約が必要で、受取予約は申請時に窓口でしてくれます。訪問時はパスポートを持参しましょう。
受取時現金払いです。
なお申請時に発行される受領証があれば受取は本人でなくても可能です。
パスポート所持証明(145RM) は2023年7月から適用になったルールで、我が家は更新のため提出しませんでした。
(次女が初年度dependentで、翌年からstudent visaに変更になったので提出が必要と土壇場で言われたのですが、ビザエージェントが審査官に交渉してくれ免除になりました)

【要注意】父のパスポートコピー 

特に要注意なのが父のパスポートコピーと、銀行取引明細です。

父のパスポートコピーについてはやり方が複数あり、

 

■パスポート原本を提出できる場合→認証等の手続き不要
1年目は原本を出したのでコピーの認証をする必要はありませんでした。

(原本はDHLで日本に返送)

 

■コピーを提出する場合
2年目はコピーを提出しました。
このとき、
・父がマレーシアの日本大使館に行ける場合→パスポート所持証明書を発行してもらう

・父が日本にいる場合→パスポートのコピー(写真ページ見開き)を先ず日本の公証役場で公証し、それをマレーシアの日本大使館で認証してもらいます。(145RM)

 

※注意点 東京の公証役場だと外務省の認証印もセットで押されてしまいます。
それだと、マレーシアの日本大使館で認証してもらえません。(2重に印鑑を押せないため)
東京の公証役場では外務省印を省いて公証はできないと言われたため、夫は埼玉の公証役場で公証しました。
①宣誓書
公証
③委任状

父が来馬できない場合、日本で父が①宣誓書を持参して②公証役場で英語で公証してもらい、それと③委任状を母が大使館に持込み④認証をもらいます

【要注意】銀行取引明細

・英訳が必要
・銀行印要(日本の銀行の通帳コピーを出す場合、通帳表紙裏のページに押してあるものでOK)
・公証印要(不要な場合もあるためエージェントに要確認)
・直近3ヶ月分
・最終明細がイミグレ提出日から1か月以内
である必要があります。

ここが厄介で、イミグレは書類が揃わないと受付けないので、不備で提出が遅れると取引明細の期限が切れて、直近の明細を追加しないといけなくなります。

 

1年目は日本の業者に頼みましたが、日本で翻訳してくると公証費用(1万2千円くらい、地域により違う)がマレーシアより高い上に時間がかかるため、期限切れになる可能性があります。

マレーシアでビザエージェントに公証を頼むと1ページ50RMでした。

 

私の場合、1年目は賃貸契約書のLHDNスタンプ手続きに3週間もかかったので、その間に明細の期限が切れ、直近分(オンラインバンキングのスクショ)を自分で翻訳しマレーシアの公証役場で公証しました。

※住信SBIネット銀行だと、取引明細に銀行印が押してあるものがDLできるようです。
2年目以降は自分の口座明細は現地銀行のものを出すので翻訳の手間は省けます。

Maybankの場合、オンラインバンキングから直近3ヶ月分の明細を自分でプリントアウトし、支店に持って行けばその場で無料で各ページに押印してくれます。

 

残高目安
・夫口座残高→15,000RM(約45万)×申請人数(ビザ申請日から約1週間以内の残高)
・妻口座→10,000-20,000RM(30‐60万)
審査官は明細はざっと見るだけで、直近の残高が最も大事なので過去3か月の間に下回る時期があってもOKだそうです。

私の場合は提出日直前(1週間以内)の両口座の残高バウチャーも提出を求められました。

 

 

父の勤務証明書、給与明細

・英訳が必要
・会社印、レターヘッドが必要(勤務証明書)
・給与明細は3ヶ月分必要
夫の会社には英語バージョンがないため、エージェントにサンプルを送ってもらい自作しました。(記事の末尾からDLできます)
勤務証明書について、自営業の場合はどうするのか?とエージェントに聞いたら、Business Licenseが必要と言われました。
これはまだできたばかりのルールなので、詳細をエージェントに確認しながら進めるのが良いです。

家関係

住宅賃貸契約書(LHDNスタンプ済)
賃貸契約更新時は同意書1枚で手続きが済むのですが、ビザ書類的にはそれだけだとNGなので、ビザ用に契約書を用意します。

LHDNスタンプは、オンライン申請が一般的なのですが申請が集中すると処理に時間がかかるため、急いでいる場合は役所に出向けばその場でもらえます。私はビザエージェントと一緒にモントキアラ近くのLHDN Jalan Duta(写真)に行きました。パスポートと現金(130RMくらい)が必要です。

役所の様子

 

⑪大家のMYKAD のコピー (国民登録局によって確認済み) もしくは大使館により確認済みのパスポートコピー
MYKAD(マレーシアのマイナンバーカード的なもの)の場合、JPN (National Registration Department)にオーナーが出向き、イミグレ目的だと伝えてコピーに認証を受ける(無料)そうなのですが、私は不動産エージェントに聞いたところオーナーはたぶん出してくれないと言われ焦りました。
ビザエージェントが学校に頼んで提出できない旨のレターを出してもらうことで免れましたが、

このルールは意味不明だから改正されるだろうとエージェントは言っていましたがどうなることやら…。

 

⑫コンドの写真(コンド入口、部屋番号、リビング)
コンド名がわかるガードハウス付近の写真、玄関ドア前、リビングの写真で、申請者全員写っている必要があります。

その他注意点

ビザ申請時には、パスポートの有効期限が12か月以上ないといけません。
子どものパスポートの有効期限は5年なので、何年も滞在する場合は更新の際要注意です。

更新後のビザの期限前にパスポートの期限が切れるときは事前にパスポートを更新した上で新パスポートをイミグレに提出しビザのシールを貼り直してもらう必要があります。
パスポートの更新は、申請時は子ども本人が行く必要はなく、受取時だけ本人が出向く必要があります。
ただ申請書類に自署欄があるので、本人が行かない場合申請書類をDLし、事前記入した上で持参します。

 

マレーシアの日本大使館でパスポートを更新する場合、普通は期限が1年を切ってからでないと更新できません。
なので、期限が1年を切る前に更新したいときは学校から早めに更新が必要な旨を記載したレターを出してもらう必要があります。(書式添付してます)

費用

1年目
コンサルフィー  約1万5千円/人
イミグレチャージ 3千円/人(学生ビザ)、1万8千円/人(保護者・dependentビザ)
保険料 10万円
personal bondなど細かい費用 数千円
トータルで22万円ほどかかりました。

2年目
コンサルフィーは同額、イミグレチャージは2~3千円/人と下がり、保険料などを足して4人で17万円程度(▲5万円)でした。

ビザ期限が切れたらどうなるのか?

・入国後3ヶ月以内にビザが承認されなかったら→一旦別の国に出国し再入国する

・既存のビザ期限内に更新できなかったら→妥当な理由があればSpecial Pass(100RM/人、期限1ヶ月)が発行される。出国はできない。

終わりに

私の場合、2年目の更新がルール改正直後だったためか、イミグレ提出の段階になって急に「給与明細は1ヶ月分ではなく3ヶ月分必要、あと直近の口座残高がわかる資料も必要」と言われ慌てて用意しました。
書類の形式ですが、原本提出はパスポート、出生・婚姻証明、自分の銀行明細くらいであとは全てデータで出しました。
英訳がなければそこまで手間取らないのにな…と思います。
エージェントによって必要書類も異なりますので、時間に余裕を持って丁寧に確認しながら揃えていくのが精神的に良いと思います。

書式

勤務証明書

書類リスト

給与明細

銀行明細

学校レター