マレーシア親子留学にかかる費用

9月 1, 2023 | 留学生活

費用計算
海外留学を検討する際、まず気になるのが費用ですよね。
本記事では、実際マレーシアのクアラルンプールに1年間母子で留学してかかった費用を公開します。
留学費用を大きく左右する項目は
・学費
・家賃
・車の有無
ですので、これらのレベル設定が大事です。
因みに我が家の生活水準ですが、総務省の家計調査(2022年)による5人家族の1か月間の消費支出が36万円で、毎月だいたいその程度でしたので、支出においては平均的な家庭と言えると思います。
早速合計額です。
留学時の子どもたちの学年は、
小4・小2・年中で、イギリス式のインターでそれぞれ
Year5・Year3・年長に入学したのですが、1年間でこれだけかかりました。
 ①初期費用  133.4万円
 ②学校関係     644.1万円
 ③生活費              330万円
 ④帰国、旅行費   80万円
 合計      1,187万円
金額だけ見ると、「うわ…」となりますよね。
ただ、
②学校関係費用にはデポジット140万円(退学時返還)が含まれ、
③の生活費は日本に住んでいてもかかるため、留学による純増コストは、
合計額-(デポジット+生活費)+2拠点生活により余分にかかるコスト(月5万円程度)
で、780万円という計算になりました。

キャッシュアウト1,000万円超の事実に変わりはないんですけどね…。

我が家はクアラルンプール在住なので、地方都市だともう少し抑えられると思います。
母親が退職して同伴する場合は、働けないことによる機会損失もあります。
保護者ビザはマレーシアで登記している会社(日系の現地法人含む)への就労は不可ですが日本の会社から収入を得るのはOKなので、リモート勤務の道を模索するのもありです。母子だとフルタイムで働くのはきついですが、家族で移住している人はお母さんもマイペースで仕事をしているケースもあります。

子ども1人or2人のケース

3人はレアケースなので、今通っているインター(小学生の学費が年間150-180万円くらい)で、子ども2人及び1人のケースも試算してみたところ、

2人の場合(小学生+未就学児):990万円(内デポジット80万円)
1人の場合(小学校中学年)  :880万円(内デポジット60万円)

となりました。
(※我が家はregistration fee(手続き費用)はありませんでしたが、上記は当該費用(60万円/人)ありの前提で計算しています)

各項目内訳

続いて各項目の内訳です。

①初期費用:133.4万円

飛行機代、生活雑貨、ビザetc
生活環境を整えるまでにかかる費用です。
現金は事前に990RMほどインターバンクという業者で郵送手配しました。
(マレーシアはリンギ現金の持込み1,000RM以上は申告要)
大使館代理申請(7万円強)は、婚姻・出生証明をエージェントに代理で取得してもらったのですが、渡航後すぐ使う書類ではないですし、自分で取得すれば1万円程度なので、自分でやるべきでした。
・コンド初期費用は、初月家賃と敷金、スタンプフィー等合わせておよそ家賃3.5ヶ月分です。
家財は、新居のコンドがfully furnishedの物件で基本的な家具はついていたので、IKEAやDAISOで洗濯物干し・調理器具・皿・リネン等を購入しました。
・日本人会は、ビザがおりてから図書室利用目的で入会しました。

②学校関係:644.1万円

学費           560万円
諸費用       78.1万円
制服・学用品    6万円
合計      644.1万円

学費

3人で420万円(上2人が年間180万円、次女が60万円)でした。
退学時返金されるデポジット(=1学期分の学費)3人分、計140万円を足して、560万円かかりました。

諸費用

申込費用         13.5万円
EAL                   50万円
修学旅行等        8万円
ipad2台          6.6万円
合計                78.1万円
・諸費用はバカにならない金額になるので、学校リサーチ時は要チェックです。

・申込費用、EALは、school fee の資料に載っています。EAL(英語補習クラス)は、1学期10万円で、長男が2学期、長女が3学期分通いました。

・ipadは、小学校中学年から必須な学校が多いです。
我が家は日本で中古を買いました。
キャンペーン中で免除でしたが、通常はこの他にregistration fee (手続費用、入学決定後に支払)があります。

というか、このキャンペーンがあるから今のインターにした節あり

制服・学用品

学用品は、靴、リュック、水筒、帽子、日焼け止め、虫よけ、ipadに入れる有料アプリなどです。
制服については、インターは転校が多く、友人から不要になった制服を譲り受ける機会がよくあるので、必要最低限揃えれば良いです。
他に想定される費用は
・tech fee(設備費)
・スクールバス代:学校からの距離により利用額が異なる。大体月1-2万円/人と、決して安くない。
があります。学校によって金額はまちまちです。

学費補足

・学費は毎年上がる
学費は学年が上がるにつれて上がり、また同じ学年でも年々じわじわと値上げされます。
10年前は、ISKL(今は年間250万円以上する学校)に、200万円弱で通えたとか…。
・割引があるかチェックする
我が家が入学手続きをしていた時期はどのインターもコロナの影響で生徒が減っており、割引キャンペーンをしている学校がちらほらありました。
またきょうだい割引がある学校も多いです。

③生活費:330万円

私+子3人で25~30万円/月です。
内訳は以下の通りです。
・家賃:約100㎡の3ベッドルームの物件に住んでいます。最近人気エリアはどんどん上がっているようです。自分が住んでいるコンドも、同じタイプの部屋で1年で家賃が3万円上がったと聞きました。
・食費:日本にいたときとさほど変わっていません。日本食材は入手可能ですが価格は大体1.5倍です。味噌、醤油、ポン酢、マヨネーズなど、冷蔵庫のスタメン調味料はイオンで売っています。
・外食:給食費(7~8,000円/月)は外食費に含めています。給食は事前に希望する曜日の分を注文する形式で、週2日給食にしています。
外食は我が家はあまりしませんが、GrabFood(Ubereats的な宅配サービス)は便利ですし、ローカルレストランを利用すればそこまで家計圧迫はしないと思います。
・日用品費:お誕生日プレゼントや本など、何だかんだけっこう出ていきます。ノートPCも持参したのが壊れたのでこちらで買い替えました。
・医療費:医療水準は高いです。受診する病院によって費用に差があります。
・交通費:Grab代です。

・通信費:インターネット3,000円(TIME)、携帯2,000円(MAXIS)です。
・光熱費:電気代3~4,000円、ガス代・水道代それぞれ数百円で、日本より安いです。特に水道代は月300円ほどと激安ですが、飲み水は別途購入するので結局月2~3千円はかかっています。
電気代は各家庭により差が大きいイメージで、うちはキッチンがIHでないのと、エアコンを日中つけないのでこのくらいで収まっていますが、数万円払っているケースも聞きます。
・レジャー費:こちらは室内プレイグラウンドがけっこう充実していて、たまに行きます。
・サブスク費:日本人会の月会費と、画像DLサイトの費用です。

他に想定される費用

・習い事
我が家は1年目はちゃれんじのみでした。周りでポピュラーなのは英語・スイミングです。

日本人は英語の補習教室に通っている子が多い印象です。

・車
私は運転が苦手なのと、移動はGrabで間に合っているので買っていませんが、車があると行動範囲が広がって便利だと思います。マレーシアは車社会なので、ローカルの友人は車持っていないと言うと

  ありえない

という反応です。
こちらはガソリンは安いですが車本体は高く、買うと中古でも100~200万円かかるようです。

④帰国、旅行費:80万円

私たちは1年間帰国しませんでしたが、夫が2度遊びにきました。
国際運転免許で運転する場合は、更新のため1年に1度は帰国する必要があります。
帰国しない代わりに、母子でランカウイ、ベトナム、フィリピンに旅行しており、全て合わせて80万円ほどかかりました。

【結論】マレーシアは安くはないが…

マレーシアは留学先としては低コストという位置付けですが、円安とインフレの影響で、日本と比べて安いとは感じません。オーストラリア等と比べて相対的に安いというくらいです。

ただ、海外で子どもとストイックに節約生活を送るのも現実的ではないですし、費用を気にして色々経験する機会を逃すのは勿体ないので、私はあまりケチり過ぎないようにしています。

そして、海外でもいざというときにものを言うのはやはりお金ですので、ある程度バッファーを持ち緊急時に慌てずに済むようにしておくのが大事かと思います。

トータルでけっこうな費用がかかっていますが、この1年で親子共に様々な経験ができたので自分は留学して良かったなと思います。