本記事では、私がどのようにマレーシア(クアラルンプール)でのインターを選んだかをご紹介します。

クアラルンプールには100を超えるインターナショナルスクールがあります。
留学先を選ぶにあたり、数の多さに当初はどう選定すればいいのか途方に暮れました。
私の場合はコロナで観光入国ができませんでしたので下見をせずに机上リサーチで決めましたが、
入国制限のない今は、安い時期に買えば1人往復10万円程度で航空券が入手できるので、ある程度絞り込んだ上で下見をして決めるのがいいです。
1日で2-3校見学するとして、最低2泊3日あればいいと思います。

それでは早速説明します。

絞り込む要素
・学費
・受け入れ可能な英語レベル
・日本人生徒の割合
・立地
・運営体制、評判
・カリキュラム
・ビザ発行可能年齢
・人気度、雰囲気
http://www.internationalschoolsreview.com/schoolreviews.htm
・学費
まず学費にだいたいどれくらいかけるかを決めます。
学費(年額)は松竹梅の3段階に分けると考えやすいです。
下記はYr6時(11歳前後)の学費で分けています。
学費帯別学校例
200万円~
ISKL, MKIS, Garden, BSKL, Epsom, Alice Smith, IGB, AISM, St.Joseph’s
100~200万円
Nexus, Peninsula, ISP, Fairview, Oasis, Kingsgate, Sunway, Help, Eton, Gems, Cempaka Damansara, Sri KDU, Sri Bestari, Wesley, UCSI, Tenby, ELC
~100万円
Taylors KL, Taylors Puchong, Cempaka Cheras, Asia Pacific, Hibiscus, Straits, Real Cheras, Real Shah Alam, Tanarata, Sayfol, Global Indian, Westlake, REAL
学費の違いはどこに現れるかというと、
・ネイティブ教師率
・施設の充実度
です。
学費が上がるほどネイティブ教師率が高くなります。
また施設も充実しており、スポーツチームも強い傾向です。学校の運営も確りしています。
ただ高ければ高いほど良い訳ではなく、白人至上主義的な雰囲気の学校もあると聞きましたので、実際に行って雰囲気をつかむのが良いと思います。
逆に、安くなるほど給食がイマイチだったり、スクールバスにエアコンがないなどインフラのクオリティが落ちます。問合せをしても返事が遅かったり、来なかったりする確率が上がります。
EAL(英語補習授業)も外注していたりします。
梅レベルの学校は、教師も生徒もローカル率が上がります。(半数以上)
学費が低い学校でも、確り英語を身に着ける子もいるようですが
我が家は当初留学期間1年の予定でしたのであまり冒険はせず、竹レベルの学校に照準を定めました。
学費帯が決まったら、HPを見た上で問合わせをします。
入学検討中である旨連絡し、
・子どもの所属予定学年に空きがあるか
・入学に必要な英語レベル
・1クラスあたり日本人が何人いるか
等を確認します。
学校によっては返事が遅かったり、来なかったりしますのでそういう学校は候補から外します。
私は5-6校問合せをしました。
学校によっては、オンライン説明会をしているのでそれも参加します。
ZOOMでの個別相談や学校見学もしました。
英語力でバーを設けている学校もあるので、要求される英語力に満たない場合も候補から外します。
Y1,2くらいまではおうち英語で太刀打ちできることが多いようですが、Y3以降は学年相応の英語力が必須の学校もありました。(私が問合せた当時はHELPやTaylors KLがそうでした)
立地
候補とする学校に通うためにはどこに住むべきかを並行して考えます。
大概のインターのスクールバスはモントキアラに来るので、モントキアラに住めば不自由しません。
実際KLエリアに住む日本人の半分はモントキアラ在住だそうです。
ですが、バスの出発時刻が朝6時台などと早いことが多く、また所要時間も直線距離で30~40分のところ1時間以上かかったりするので、バス利用予定の場合はスケジュールを事前に確認した方がいいです。費用もけっこうかかり、通っていたインターは距離によりますが1学期5万円以上はしました。
モントキアラは家賃が高いので、バスタブ付き物件や日本食材・レストランなどの利便性にこだわらないなら、学校の近くに住むのもありです。
例えばサンウェイやISPは、学校がある街に住めばそこで生活が完結します。
またオアシスも、近くの街Bandar Rimbayuに生徒が多く住んでいるそうです。
ただ郊外に住む場合車はないと不便なことは多いです。
もし車に乗る予定なら、自主送迎すれば通える学校の選択肢が広がります。
予算が許す場合は松レベルの学校に行くのが失敗リスクが低いと思います。
ある程度英語力がついてから、基礎英語力が求められる学校(日本人が少ない)に転校するのもありです。
ただ転校する場合は学生ビザは再申請になります。